仕事のきりがついて時間ができたら、語学、そのほかの短期コースを取って、国外で勉強したいなどと思っていました。少し時間ができたものの、今の状況では旅行もままならない、ということで、国外の団体が主催しているオンラインイベントに参加してみました。

1.オンラインイベントを探す、選ぶ。

どこかに行きつくだろうと検索したところ、eventbrite というサイトでオンラインイベントが多数紹介されていました。
初回なのでお試しということで、無料イベントに参加することにしました。
リストの頭の方に出ていた”Storytelling for Change”。感覚的にタイトルが気になりました。
主催者はPhotographers without Borders、アメリカとカナダに拠点があるフォトグラファーとフィルムメーカーの団体ということです。Storytelling for change の意図するところは、変革を目指す活動に参画する、あるいはそうした活動に参画するフォトグラファーなどを団体としてサポートするということのようです。今回のセッションは、「冒険写真家」のKrystle Wrightさんをスピーカーに迎えて行われるものでした。

Eventbrite 経由でこのイベントにメールアドレスを登録すると、メールが送信されてきました。そのメールにあるボタンからzoom で参加する仕組みです。

2.オンラインイベントに参加する。

イベントはアメリカ(東部標準)の午後8時スタート。日本では翌日の朝9時からです。
主催者がアメリカで司会進行し、Krystle さんはオーストラリアから参加。各地を旅しながら写真や映像を取ってきた人らしく、屋外から、旅用具一式を積んだご自身のバンより参加していて、この車や装具を見せてくれるコーナーもありました。
イベント参加者は80人前後。私自身も日本からの参加ですが、スペインからの参加者なども確認できました。一部の方はビデオも使用していて、顔と自宅の様子なども見えます。Krystleさんのお話を聞きながら、参加者はチャットでコメントや質問などを書き込み、最後のQ&Aコーナーで司会者が上手にまとめて質問をしてくれました。イベントは60分少々で終了となりました。

3.オンラインイベント参加後の感想

大きく2つです。
ありきたりですが、自宅にいながらにして、アメリカで開催されているイベントに参加し、オーストラリアにいるスピーカーの話を、世界各地にいる参加者と聞いているという、こんな体験が可能なのだということに、ともかく感心します。
国外とのビデオ通話は、仕事とプライベートで利用していましたが、電話と特に変わらない印象しかありませんでした。(もちろん、便利だなとは思っていましたが。)
スピーカーのKrystle さんは、嵐を追いかけて撮影したり、ロッククライミングをしたりと、まさに冒険家といった感じの方で、屋外の明るい光の中で話されているのがとても合っていました。オンラインイベントならではのよさ、可能性を実感しました。

2つ目は、Krystle さんの話の内容自体に対するもの。ともかく冒険心にあふれる方のようで興味深かったです。現在は健康上の理由などもあって、小休止しつつ転機を迎えているところでもあるようなのですが、そうした状況への心情を率直に語られていたのにも力づけられました。

KrystleさんのこともPhotographers without Bordersのことも知らずに、ふらっと立ち寄った感じで参加したイベントでしたが、60分少々、十二分に楽しみました。
イベント後に、Photographers without Bordersのオンラインショップで、この団体が発行している雑誌を購入しました。