昨年中にあらためて確認したところ、都税のクレジットカード支払サイトは英語対応済み。
国外滞在のままとなっている外国人のクライアントもスムーズに納付が行えました。

複数言語対応

納税方法の選択肢の1つ、クレジットカード納付は数年前からありましたが、当初チェックした際に、支払のためのウェブサイトが日本語であったため、外国人の納税者に利用いただくことはありませんでした。
昨年、これまで利用していた都税の口座引落が利用できなくなった非居住者のクライアントがあり、あらためてクレジットカード納付のサイトをチェックしたところ、英語ページが用意されていました。

英語に加え、中国語、韓国語ページもあり、支払サイトの冒頭の部分、とても見えやすいところに言語切替のためのリンクが表示されています。
英語ページに切り替えてみると、情報量も日本語ページとほぼ同じようで、実際に納付するのに困ることはないのかなという印象です(いろいろなウェブサイトを見ていて、英語ページは日本語ページに比べて、情報量が少ないことも珍しくないと思っています)。例えば、「納付番号」、「確認番号」といった、納付に必要な情報が納付書のどの部分に記載されているかも、英語で明示されています。
また、クレジットカード納付の場合、決済手数料は納税者負担です。納税額のほかに、手数料も支払うことになります。この手数料は税額に応じて算出されるため、クレジットカード支払サイトでは予め手数料を試算できるようになっているのですが、英語ページでもこの試算ができるようになっています。

利用者の感想

納税にあたっては、納税者や納付税額に関する情報も入力して手続きする必要があります。
英語ページとはいえ、必要な情報を適切に入力できるかという心配はあったのですが、ともかく英語ページをクライアントにご案内したところ、スムーズに納付できた、とてもわかりやすくて簡単だった、というご連絡がありました。
オンラインの決済に慣れている方であれば、支障なく納税できるようです。

国税のクレジットカード納付

国税の方はどうなっているのかと国税クレジットカードお支払サイトをチェックしてみたところ、こちらは日本語のみでした。どこかで英語等に対応しているのかもしれませんが、少し探した程度では見つかりませんでした。
税目としては、法人税を含めて幅広く納付が可能なため、英語対応されると便利になる気もするのですが、対応していなさそうなところを見ると、地方税ほどニーズがないのでしょうか。